梅林 功一 -佐賀県鳥栖市在住-
1.自己紹介
私は、電機メーカのエンジニアです。なんても新しいものが大好きで、好奇心旺盛な性格です。モットーは、日々一生懸命、自分が楽しく面白いと思うことにチャレンジすることです。なぜそんな私が、エコロンシステムファンクラブを立ち上げて、エコロンシステムを世界に普及させようと考えているのかお話させて頂きます。
2.冨安さん、エコロンとの出会い
子供のころ、光を電気に変える太陽光パネルの仕組みが不思議で、単純にすごいと思っていました。そして自宅建築を機に太陽光パネルを自宅の屋根に設置し、再生可能エネルギーに興味を持ち、再生可能エネルギーの普及促進を目指すNPOの会員になりました。再生可能エネルギーに関して調べていくうちに、持続可能な生活のためには、エネルギーだけでなく、食料、水なども大切だと気づき、FEW(少ないもの、貴重なもの food,energy,waterの頭文字)というキーワードで、いろいろと学び始めました。
ちょうどそのころ、同じNPOの会員であるエコロンシステムの開発者である冨安さんと知り合いになり、エコロンのことを聞きました。最初は、面白いシステムがあるなくらいの印象でした。その後、八女にあるエコロンシステムを設置しているお宅に見学に行く機会がありました。設置して14年経過しているのにまったく匂いがしない。分解できないものを入れないようにする以外は、メインテナンスもしていない。エコロンが設置されている土の上が畑、お花でいっぱいになっている。実際に使ってる人の話を聞いて、実物を見て、ほんとうに素晴らしいシステムだとピピっときました。
3.現在の活動
エコロンの素晴らしさを知って以来、エコロンシステムのことを色々な人に伝えたくて、エコロンシステムを勝手に応援する応援団になっていました。いろいろなイベントで出会う方々にエコロンシステムを紹介したり、フェイスブックでエコロン設置工事の見学会のイベント作成し、参加者を現場に案内したり、福岡で開催されたプレゼン大会でエコロンシステムの紹介をしたり、エコロンファンクラブのフェイスブックページの立ち上げ(今では150名以上の方にいいねして頂いています)、エコロンナイト(エコロン工場見学&懇親会)の企画運営など、色々とエコロンシステム普及に向けての活動を行っています。このような活動を行っていると営業大変ですねと言われることがありますが、私は、エコロンシステムの従業員ではありませんし、給与をもらっている訳でもありません(笑)。エコロンシステムの製造、施工は、冨安さんの個人事業であり、会社ではありません。私は、エコロンシステムを応援している応援団の一人なのです。
私が、エコロンシステムが世界中に普及したらいいなと思って応援する理由は、エコロンシステムは環境教育のツールであり、人々の意識を変えることができるものだと思っているからです。エコロンシステムは、基本メンテナスフリーですが、使う人が、捨ててはいけない物、捨てる量をちゃんと考える必要があります。その点を欠点と考えずに、長所と考えます。例えば、発展途上国に持って行って、設置し、使い方を説明します。これは、地球シュミレータで、廃棄物が多すぎると処理しきれなくなる。ちゃんと使えば、メンテナンスフリーで、使え、栄養分も手に入れることができる。まさに環境教育のツールです。このシステムを使うことで、地球全体の循環を考えるきっかけになり、使う人の意識が変わって行く。それを繰り返して行けば、地球の循環をちゃんと考える人が増え、地球は持続可能な星で有り続けることができると思います。
働くことには、2つの意味があると言われています。一つは、自分や家族の生計を維持するため。もう一つは、「傍(はた)を楽にする」。周り(環境)を良くする=持続可能な社会のため。私は、エコロンシステムの応援は、後者の意味での働くことを実現するものだと考えています。また、エコロンシステムの応援、世界に普及させるしくみづくりは、まさに企業の新規事業の企画、設計、実行を行う様なものであり、そういった貴重な経験が、できるチャンスといえます。その対価は、お金では無く、貴重な経験です。この経験は、私の本業であるサラリーマンの仕事にも良い影響があると考えています。
4.今後の活動
今後は、エコロンシステムの世界進出を具体的に進めるために次のステップへ挑戦したいと思っています。ただし、その挑戦は、悲壮感を漂わせるものでは無く、あくまでも楽しく、イキイキと行うことを目指します。小説「トム・ソーヤーの冒険」の中に出てくる”塀のペンキ塗り”のようなイメージです。つまり、参加しているメンバーが楽しそうに取り組んでいると周りも気になって、気づいたら仲間が増えていたという感じです。具体的には次の3点をメンバーの皆さんと協力して行えればいいなと考えています。今後ともよろしくお願いします。
(1)メンバー交流会
Kamuy Unkerey Membershipの乗組員であるメンバーの交流会を実施する。交流会では、メンバー同士の交流を深めると共に、エコロンシステム海外1号機設置に向けた準備状況を共有し、今後の進め方について、アイデアを出し合い、それぞれのメンバーができることを確認し合う。
(2)ユーザー訪問ツアー
メンバー対象に全国のエコロンユーザーを訪問するツアーを実施する。エコロンシステムのある素敵な暮らしをすでに実践しているパイオニアであるエコロンユーザー宅を訪問し、その話を伺うことで、エコロンの良さを再認識し、エコロン世界普及へのヒントを得る。
(3)Googleの庭作戦
エコロンシステムの認知度を上げるために、2017年中にGoogle本社(カリフォルニア州 マウンテンビュー)の庭にエコロンシステム海外1号機設置を目指す、そのための作戦を考えて実行する。